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―ぼくは、『永遠』を見たことがある。

『永遠』はヒトと同じ形をしていて、
 ぼく達と同じに見えた。

 それでいて、何でも持っているんだって、 
 思い違いをした。

 足を、羽を、ヒレを、少しでも休める場所が
 できたならどんなにいいだろう。

 それが、残されたちいさな時間の中で
 うまれてきてくれた物語のはじまり。  

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