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穏やかな時間の流れ、変わらず美しいパリの街並み
それは忘れられた一つのパサージュから、緩やかに退廃していく―――

  デモ行進で街の一部が騒がしくなった日、
  絵描きの青年リシャール・ベルクールは
 失くしモノをした異国の少女ライカと出会う。

 なりゆきで友人達と彼女のカメラ探索に力を貸す事になった中、彼らにとって日常の一部だった場所から大量の人骨が見つかる。


 慣れ親しんでいる筈のパりの街を観光客の少女と巡る中、リシャールはかつて子供だった頃に聞かされた『パリの街に閉じ込められた地下回廊』の存在を思い出し、その気配と、それにまつわるもの達に対面することになっていく―

 

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